容量がいっぱいで使用するのは危険です|リンゴのマークでフリーズ

今回のご依頼は、iPhone6sの画面ヒビ割れですが、容量が目一杯の状態で使っていたら、

リンゴのマークから立ち上がらなくなってしまったという症状もありました。

iPhone5cでも同じようになってしまったものがあったので、

6sは起動不良と画面の修理で、5cは起動不良の修理となりました。

2台ともリンゴのマークが表示されたままでそこから進むことができず起動しません。

リンゴループと呼ばれている状態です。

リンゴループは、基板破損、ソフトの破損、壊れた部品を認識したりと

iPhoneに異常があることを感知すると起動ができなくなります。

起動するときに異常があると立ち上がれなくなることがあるので、

普通に使用していて、異常が出るとそのまま使用することができるのですが、

電源を落として再起動をしたときにリンゴループになってしまうことがあるので、

日頃からバックアップを取って、定期的に再起動をして正常に起動するかの点検を

行うとiPhoneの状態がわかることがあります。

再起動で起動しても、リンゴのマークから起動するまでの時間が長い時は、

iPhoneに何かしらの負担がかかっている場合があります。

今回は、お客様で容量が目一杯使用していたらリンゴループになってしまったと、

原因があらかじめ分かっている状態でした。

iPhone5cでその状態になってしまい、6sに買い換えたのですが、

6sもその状態になってしまいました。

容量がいっぱいでリンゴループになった場合、初期症状なら復帰できますが、

メモリがパンクしてしまうと復帰ができず、データが破損している場合があります。

まずiPhone6sから復帰を試しましたが復帰ができず、初期化も試しましたが

初期化でも復帰できませんでした。

メモリがパンクしてデータ破損か、容量がいっぱいだとメモリの書き換えが多くなり、

メモリが寿命を迎えてしまうので6sは全損状態の可能性が高くなります。

以前この状態から基板専門の業者にみてもらいましたがメモリの寿命と回答がありました。

なので、空きの容量がなく使用するのはデータを破損したり、本体自体の寿命を迎えるのが早くなるので、

たいへん危険です。

6sが復帰できなかったので、5cの復帰を試すことになりました。

リンゴマークの状態からパソコンに繋いでリカバリーモードにします。

パソコンがiPhoneを認識するとバージョンアップが試せる状態だったので、

バージョアップで復帰を試します。

バージョンアップで復帰できなかった場合は、初期化で復帰を試すという手順になります


リンゴマークしたのゲージが少しづつ進んで行きます。

色々な工程を進んで行きますが、途中でエラーになったり、最後の最後でリンゴマークに戻ったりするので、

完全に工程が終わるまで復帰するかは分かりません。

ゲージが右側まで行き、自動で再起動になってから復帰を待ちます。

時間がかかりましたが5cは復帰することができました。

パスコードがかかっているのでデータはそのままの状態だと思われます。

お客様に確認していただいたところ、画像が復帰していませんでしたが、

時間が経つにつれて画像が復元されたとのご報告をいただいたので、

復帰後も完全に戻るまでは時間がかかったようです。

これも空き容量がなかったのが原因かと思うので、復帰後はいらないアプリや画像などの

データを削除すようにアドバイスをさせていただきました。

復帰しても空き容量がなければすぐに同じような状態に戻ってしまいます。

メインの6sが復帰できませんでしたが、処分せずに保管しておいた5cが

復帰できました。

データのバックアップや容量の確認などは日頃から行うようにして、

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