iPhoneのバッテリーは、リチウムイオン製で交換時期の目安は、2年前後となっています。充電回数は、500回から600回ぐらいとなっているので、1日一回充電をすると、約2年で交換時期となります。ガラケーでも2年前後でバッテリーの性能が低下していたので、iPhoneのバッテリーが弱いのではなくて、リチウム製のバッテリーは、だいたい2年前後で性能が低下するのが通常です。それでも長く持つ方は、3年や4年以上も使用できている方もいるので、個体差や使用条件によって変わってきます。
*画像のバッテリーは使用済みのものです。
バッテリー劣化時の症状
バッテリーが弱ってくると、単純に充電の減りが早くなってきます。いつもは1日持っていたバッテリーが、1日に2回充電をするようにり、さらに弱ってくると充電回数が増えて午前中も持たなくなったりと充電をしてもすぐになくなってしまいます。パーセント表示をしている場合は、100%から急に50%になったり、充電をしても20%からすぐに50%になったりと、充電量が安定しなくなってきます。そのまま使用し続けていると、充電が残っているのに電源が落ちたりすることがあります。劣化したバッテリーでは、iPhone自体の処理速度が落ちる場合もあります。さらに使用していると、起動する余力もなくなり、電源が入らなくなってしまいます。充電器を挿した状態でも乾電池のマークが表示されるだけで、そこから立ち上がらなくなってしまいます。バッテリーも症状が悪化する前に交換することをおすすめしております。
*画像のバッテリーは使用済みのものです。
バッテリーの膨張
長い間バッテリーを使用していると膨張することがあります。すべてのバッテリーが必ず膨張するわけではありません。劣化すると膨張しやすい傾向にありますが、新しいバッテリーでも真夏の車に放置した時に、熱で膨張してしまうことがあります。iPhoneを管理するには、バッテリーのことも考えて、熱いところでの使用や放置は、注意してください!
*画像のバッテリーは使用済みのものです。
バッテリー膨張による画面浮き上がり
バッテリーが大きくなると、iPhone本体内部から画面が押されて浮き上がってくることがあります。少しずつ浮き上がり時もありますが、短時間で膨張して浮き上がってくることもあります。iPhone5以降の機種は、画面を見て左側にバッテリーが入っているので、左側側面が浮き上がってきた時は、バッテリーの膨張の可能性が出てきます。膨張した場合は、だいたいは充電の減りも早いことが多いので、充電の減りが早くて、左側が浮き上がってきた場合は、注意です。液晶パネルを押し上げて、液晶パネルが破損することもあります。
*画像のバッテリーは使用済みのものです。
バッテリーの状態をiPhoneの設定から確認
バッテリーの状態は、iOS11.3以降なら設定から確認ができるようになりました。設定→バッテリー→バッテリーの状態で最大容量が見れます。最大容量が80%以下になると、「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」とメッセージが現れます。80%が交換の目安ですが、90%前後で減りが早くなると感じる方が多く、90%前後で交換する方もおられます。
ピークパフォーマンス性能
バッテリーの状態では、最大容量とピークパフォーマンス性能という項目があります。こちらはバッテリーが弱っている状態でiPhoneを使用している時に、必要な電力を供給できなくなり電源が落ちてしまった時に発動します。こちらが発動するとパフォーマンスを制限して動作が重くなったりします。設定から解除もできますが、バッテリーが劣化した状態では電源が落ちやすくなるので、使用上不便を感じたらバッテリー交換で改善されます。
バッテリー交換でもデータは消えずにそのままで即日修理ができます。交換するバッテリーは、PSEマークの入った安全なもので交換するようにしましょう!熱いところでiPhoneを使用するとバッテリーがパンパンに膨張する可能性がありますので、温度の高いところでの使用は、避けましょう!寒いところや温度の低いところでは、バッテリーの性能が一時的に落ちる時があります。真夏や真冬になる前は、バッテリーの状態をチェックしてみましょう!