iPad Pro 10.5インチの起動不良のご依頼でした。
見た目で画面が浮き上がりバッテリーが膨張していることは確認できていました。
バッテリーが膨張して画面が浮き上がっても普通に使用できることがほとんどですが、膨張したまま使い続けると起動ができなくなるほど性能が失われることがあります。
バッテリー膨張で起動ができなくなる時はほぼバッテリーが原因ですが、膨張したまま使っていると二次被害にもつながり基板が壊れることがあります。
バッテリー膨張したせいか自然故障の判断はつきませんがバッテリー膨張したまま使用をすると画面が湾曲して割れたり、ディスプレイ故障に繋がったり、バッテリー自体の破裂や発火の可能性もあります。
バッテリーが膨張したら速やかに修理をした方が安全です。

こちらがご依頼いただいたiPad Pro 10.5インチです。

画面と本体に隙間ができていました。

iPad Pro 10.5インチは基板が中央にありバッテリーは基板の右側と左側にあります。
今回は片側だけが膨張していて片側だけ画面が浮き上がっていました。

こちらは新しいバッテリーを取り付けた画像です。

液晶画面を戻したらバッテリー交換完了です。

夏場はバッテリー劣化が進むことがあります。
リチウム製のバッテリーは高温で壊れたり膨張する時があるので車の中に置きっぱなしや直射日光などは避けるようにご注意ください。
水濡れ故障のお問い合わせも増える時期なので水濡れにもご注意ください。