今回も基板修理事例のご紹介です。
7月より基板修理の料金が下がりましたが、その影響か基板修理まで修理をするお客様が増えてきました。
基板修理のご依頼といっても最初から基板修理が目的ではなく、電源が入らなくなったことでお店にお越しいただき、
充電ができるかの確認やバッテリー劣化の確認、ディスプレイを確認しても直らない場合、未修理か基板修理のご案内となっていました。
基板修理は料金が高額になっていたので、一度検討すると持ち帰られることが多かったです。
7月以降は、起動不良で基板修理をご案内するとそのまま基板修理までのご依頼となっています。
それでも基板修理のご依頼は月に数件ですが、7月以降の復旧率は100%となっています。
今回は、iPhone6sの基板修理でした。
最初の電話でのお問い合わせでは、バッテリー交換をして欲しいとのことでしたが、症状を伺うと、充電ができないなどがあったため、
実際に見てみないと、バッテリー劣化なのか、充電不良なのか分からないことを伝えて、最悪起動不良(基板故障)の可能性もあるということもお伝えさせていただきました。
お店にお越しいただき本体を確認したところまったく反応がないため、充電ができないのではなくて起動不良の可能性の方が高いことをお伝えさせていただき、分解をしてバッテリーと充電の確認と念の為ディスプレイの確認で起動ができませんでした。
とにかく中に入っている画像のデータが欲しいということで基板修理のご案内をさせていただき、基板修理のご依頼となりました。
データ救出は、基板を修理して普通に使える状態にすることなので、データ救出は基板修理となります。
起動しない基板からデータだけを抜くことはできません。
データを抜くことができてしまうとデータが盗まれたり漏洩したりと問題が発生してしまうため、データを抜くことはできないようにセキュリティや暗号化などで守られています。
バッテリーも劣化していたのでバッテリーも安全のため外しました。
ここからは基板修理担当者となります。
こちらが取り外したiPhone6sの基板です。
基板チェックで黒く焦げてる部分が確認できました。
黒い大きなチップは無事だったので、小さい焦げた部分を交換して起動確認です。
基板とディスプレイと電気を直接流して起動が確認できました。
組み上げて完了です。
パスコードもかかっているので、ここからはご本人しか確認ができません。
起動不良でデータが諦められないという場合は、お気軽にご相談ください。
自然故障の基板ショートは、直る確率が高く、水没や重度の破損は状態により復旧率が変わります。
一度ご相談ください。