普通に使っていたら突然真っ暗になって起動しなくなったiPhoneXRの基板修理

今回はiPhoneXRの起動不良の症状でした。

ご依頼内容は画面が真っ暗になって起動しなくなったというものでした。

液晶故障で真っ暗なら通知音がしたり充電器を挿すと音声が出たり振動がして起動しているのが分かりますが真っ暗で起動してることが確認できないと基板故障の可能性が高くなります。

一時的なシステム不具合だと再起動をするだけで復帰するので起動不良の場合はまずは再起動を行います。

再起動で復帰しない場合は各部品をチェックして部品が正常なら基板故障となります。

バッテリーが劣化して起動できなくなる場合はいくつか症状があります。

充電器を挿した時に乾電池のマークが出たまま何時間充電しても立ち上がらない場合と充電器を挿した時だけリンゴマークの点滅、充電器を挿しても液晶に何も表示がなく真っ暗で起動しない場合があります。

バッテリー劣化の大体の場合は乾電池のマークは出るが何時間充電しても立ち上がらない場合です。使わなくなって何年か何ヶ月も放っておいた場合は乾電池のマークも出なくなり充電器を挿した時だけリンゴマークの点滅があります。

バッテリー劣化で真っ暗で起動できない時は少ない症状です。

今回ご依頼いただいたiPhoneXRです。

何も反応がないため一度分解をして部品が壊れていないかの確認をします。

お客様に故障する直前までに何か無かったかを伺ったところ落としてもいないし水濡れもないということでした。

簡単に確認できる作業は液晶とバッテリーを仮付けして確認します。

液晶とバッテリーと基板が正常なら大体起動ができるため液晶とバッテリーを交換して起動ができないとほぼ基板故障となります。

今回は液晶とバッテリー仮付けで起動しなかったため基板故障のチェックをして基板が壊れていれば基板修理の流れになりました。

結果基板故障だったため基板修理をしてデータはそのまま直りました。

原因は基板の給電回路チップのショートでした。

起動ができなくなってデータがどうしても諦められない時は一度ご相談ください。