今回の修理事例は、水濡れで液晶不具合とホームボタンが効かない状態のiPhone7の修理です。
お問い合わせは、水の中に落としてしまって、液晶に水の跡が出てしまい、タッチ操作の反応も悪く、
ホームボタンも反応があったり、なかったりという状況でした。
水没して起動した状態のお持ち込みだったので、安全の為にすぐに電源を落として修理に取り掛かりました。
液晶パネルを取り外して本体の中を見てみると、かなりの水が入って残ってしまっています。
水没判定シールも白から赤に変わっています。
基板上にも水が残っている時に電源を入れたり、操作したりしてると基板がショートしてしまい、
完全に壊れてしまいます。
修理の際には分解をしたらすぐにバッテリーのコネクタを外して電気が通らないようにして
ショートしないようにします。
今回は、急いで修理をしていた為、修理前と修理後の画像を撮影できませんでしたが、
修理は、液晶交換で液晶、タッチ操作が直り、ホームボタンの不具合は、
水を乾燥させることで直りました。
iPhone7は、耐水の機能がありますが、水の侵入を防ぐゴムなどが劣化すると、
水が侵入してしまいます。
劣化しなくても、温度の範囲があり、35度以上のところでは耐水温度の範囲以外になるので、
お風呂場では使用できません。
お風呂場で使用している方が多いですが、毎日お風呂場で使っていると水没する危険性が高まります。
バッテリーも適温があり、35度以上は、壊れる可能性が高くなります。
温度の高いところや湿気の多いところでは、耐水機能があっても壊れてしまう可能性がありますので、
十分ご注意ください。
万が一濡れてしまったら、電源を落として修理屋さんで内部チェックをした方が安全です。