今回は海水に浸かってしまい起動しなくなったiPhone12miniの水没修理でした。
夏場はプールや海水浴などで水濡れで壊れてしまう事が多くなる季節です。
プールや海水浴のほか、川遊びや雨などのゲリラ豪雨、ランニングなど汗で本体に水分が入ってしまう事例も多くあります。
予想していないところで水濡れ故障はありますのでご注意ください。
画面を取り外して本体内部を確認します。
海水に浸かって起動不良は重症になる事が多いです。
時間が経過しているため水分はそれほどなかったので基板ショートをしていないと部品交換だけで復帰も見込めます。
通常白い水没判定シールは濡れると赤くなりますが白いままでした。
画面の裏側は白い液体が乾いたあとがあります。
おそらく白いものは塩だと思われます。
画面の周りに多く白いものが残っているので画面周りから海水が浸透したものと思われます。
基板に触れていなければ重症にならないこともありますが基板まで侵入してしまうと基板ショートを起こしてしまう事があります。
イヤースピーカーを外して乾燥と塩分除去などのクリーニングをして今回は画面の交換で起動ができました。
画面交換だけで通常使用ができるようになりましたが海水の侵入は今後腐食が進む可能性もあるためデータはこまめにバックアップをしていただくようにご説明させていただきました。
耐水機種でも水が侵入する事があります。
耐水機種でもなるべく水には濡らさないようにご注意ください。