iPad Pro 11インチの充電ができない状態でした。
症状をお伺いすると充電器を挿しても反応が悪くなり充電ができなくなって電源が入らなくなってしまったということでした。
状態を確認すると電源が入りますがバッテリー残量がないのですぐに落ちてしまいます。
寒い時期は本体を温めると電源が入ることがあるので少し時間をおいて温めてから電源を入れると少しの時間だけ起動が維持できました。
その少しの時間で状態を確認すると充電器を挿しても反応がなく画面にアクセサリを使用するにはiPadのロックを解除してくださいとメッセージが現れました。
充電の反応が悪いときや充電ができないときはこのメッセージが出ることがよくあるので本体側のコネクタが壊れている可能性が高いです。
iPadの充電ができない症状の時は基板故障もよくあります。
充電器を挿していますが右上のバッテリー残量のところは反応がなく充電ができていないのが確認できました。
またすぐに電源が落ちたのでそこから本体の充電コネクタ交換で作業を開始します。
慎重に画面を取り外して充電コネクタを取り外します。
iPadの充電コネクタは小さい部品で簡単に取り外すことができますが機種によっては基板にハンダ付けされているものもあるのでハンダで取り付けられている機種は簡単に外すことができません。
今回はネジ止めの機種になります。
取り外したコネクタを確認すると片側がめくれ上がっているのが分かりました。
iPadのタイプCコネクタで充電ができない時はこのようにめくれ上がって破損していることが多いです。
裏面は破損がありませんでした。
破損している画像と比べると違いがわかると思います。
充電コネクタを交換して充電ができることが確認できたら画面を戻して修理完了となります。
iPadの充電コネクタ修理はお預かりになりますが対応できますので充電がしづらかったり充電ができなくなってしまった時はご相談ください。