今回は任天堂Switchのゲームカセットスロットという部品交換の修理事例です。
症状はゲームカセットを差し込んでも読み込まなくなってしまったという症状でした。
当店ではまだSwitch修理は少ないですがゲームカセットを読み込まなくなるという症状は良くある故障です。
こちらが今回修理ご依頼をいただいたスイッチとなります。
ゲームカセットを差し込むと画像のような画面が出ます。
“ゲームカードが読み込めませんでした。
ゲームカードを挿しなおしてください。
この画面が何度も表示されるときは、ゲームカードまたはゲーム機本体が故障している可能性があります。”
このような画面が出たときは表示の通り、ゲームカセットを挿し直したり、本体のカセット入り口付近をエアブローしてホコリを吹き飛ばしたり、カセットも傷がつかないように拭いてみたりといろいろ試してみて効果がなく読み込まないときは本体側の故障の可能性が高くなります。
本体側の故障の場合は、ゲームカセットスロットという部品を交換して試すようになります。
スロットを交換しても直らない場合は、基板故障の可能性も出てきます。
いろいろ試しても効果がなかったため、ゲームカセットスロットを交換してみます。
裏面のプラスチックカバーを外して分解していきます。
プラスチックカバーを外すとかなりのホコリが入っていました。
画像左下にあるのはSDカードを入れるSDカードスロットと呼ばれている部品です。
SDカードスロットを外したら銀色のカバーを外す作業になります。
ホコリが多かったのでホコリを除去しながらの作業となりました。
画像左上のところにゲームカセットスロットがあります。
カードスロットを交換するには電動ファンの上にある銅色のヒートパイプを外します。
ヒートパイプを外したらカセットスロットが取り外せるようになります。
作業は、ネジを緩めてパーツを外すという簡単な作業になりますが、慣れていないと基板を傷つけたり、パーツを壊してしまう可能性もあるので、簡単でも慎重に作業を進めます。
カセットスロットを外したところです。
カセットスロットは小さな基板と一体になっているため、スイッチの部品の中では価格が高いところになります。
こちらを交換したら組み戻して修理完了となります。
パーツ交換後の動作確認で正常にゲームカードを読み込みました。
Switch修理も受け付けていますのでゲームカードを読み込まないとか、ジョイコン故障などはお気軽にご相談ください。