電話をかけて通話の時に相手に声が届かないマイクが壊れたiPhone8の修理

電話をかけて相手の声は聞こえるが自分の声が相手に届かないといったお問い合わせがありました。

機種はiPhone8で通話した時に音声が届かなくなるという修理ではよくある症状でした。

こちらは本体下にあるマイクが壊れるとこのような症状になります。

ボイスメモアプリで録音した時に音声が拾わなくなるのもマイク故障なので通話で相手に声が届かなくなった時はボイスメモアプリを起動して音声が拾えるか確認もしてみます。

お持ち込みいただいて本体を確認したところボイスメモでも反応がなかったのでマイク故障と判断しました。

本体下部にあるマイクは充電コネクタと一緒になっているためマイク故障の場合充電コネクタ交換で修理をします。

画面を取り外して分解をします。

iPhone8の充電口の交換は基板も外すので画面修理やバッテリー交換よりお時間がかかってしまいます。

充電口の隣にある金色のものがマイクです。

iPhone8の場合は充電口の両脇に一つずつ画面下には2個のマイクがあります。

ちなみに通話のスピーカーモードやFACEタイム中は画面上のマイクから音声を拾います。

背面カメラの動画撮影時にはカメラの近くにる小さい穴がマイクの穴でそこから音声を拾うので起動したアプリによってマイクが切り替わります。

画面を見て左側のマイクの配線が切れているのが確認できました。

マイクは両面テープで側面フレームに固定されているため本体を落としたりするとその衝撃や振動でケーブルが切れてしまうことがあります。

充電コネクタを取り外すとマイクのケーブルが切断されていました。

充電コネクタはライトニングコネクタとも呼ばれています。

ライトニングコネクタを外した状態です。

新しいライトニングコネクタを取り付けたら基板を戻して動作確認となるのでライトニングコネクタ交換にはお時間をいただいております。

基板と液晶画面を戻して動作確認で音声が拾えているのを確認して修理完了となります。

充電コネクタはライトニングコネクタという部品で充電ができない場合や今回のように画面下のマイクの反応がない時はこの部品交換で直ります。

ライトニングコネクタは他にもスピーカーの接点やバイブの接点などの役割もあるためスピーカーから音が出ない時やバイブの振動がない時でバイブやスピーカーに異常がない時はライトニングコネクタ交換で直る時があります。

複数の部品が一体になっていますので不具合を感じてどこが壊れているかわからない時は一度ご相談ください。